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次世代の論客を応援するサイト「ジレンマ+」は、 この度、NHK出版Webサイトのリニューアルに伴い、 ひとまず、情報の更新を中断することになりました。 長いあいだご愛顧いただき、ありがとうございました。

2015.04.24
2014.05.23

「新世代の会社活用作戦」番組収録後インタビュー:シェルバ英子

2014年6月01日(日)0:00~01:00[5月31日(土)深夜]放送予定のニッポンのジレンマ「新世代の会社活用作戦」収録後、シェルバ英子さんにインタビューを行いました。

シェルバ 英子 (シェルバ・エイコ)

1976年生まれ。株式会社ファーストリテイリングCSR部ソーシャルイノベーションチームリーダー。外資系アパレル企業を経て、2001年にファーストリテイリングに入社。同年に発足した現在のCSR部の前身「社会貢献室」の立ち上げから参画。現在はユニクロのCSR活動の企画・運営を担うCSR部にて、「全商品リサイクル」や「東北復興応援プロジェクト」、「Clothes for Smiles」といった各種社会貢献プロジェクトに取り組んでいる。

――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。

シェルバ  「企業に勤めていても、起業家的な精神を持って仕事することはいくらでもできる」ということです。今回の出演者は構図だけ見ると、企業に残った刈内一博さんと私、企業を辞めて起業した岩佐琢磨さん、仲暁子さんという風になっていますよね。
 でも私は、そういう「サラリーマンvs.起業家」みたいな構図はどうでもいいとすら思っています。収録の中で「思い込み力」という言葉が出ていましたが、考え方次第では、組織に属しながらでも当事者意識を持って、起業家のように仕事に取り組むことができるはずです。

――今回の番組で“興味を持った、あるいは、印象に残った発言や話題”はありましたか。

シェルバ  前の質問とすこし内容が重なってしまいますが、印象に残ったのは、刈内さんがされていた「イントラプレナー(社内起業家)」についてのお話です。社内リソースと外部ネットワークを上手く使いながら社内起業家として仕事ができれば、強いやりがいを感じられますし、自分自身の成長が会社の成長にもつながるwin–winの関係を築くこともできる。
 刈内さんは企業に勤める立場として、私と同じようなジレンマを抱えながら働いてきたのだと思うんですよね。今まで私の中には「イントラプレナー」という言葉は浮かんでいなかったんですが、今日のお話を聞いて自分の目指していたのはこれなんだと思いました。

――これからどういう仕事、どういう働き方をしていきたいと考えていますか。

シェルバ  私はCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)を担当しています。マネージャーとしてCSR部をどう運営していくか。これからは組織マネジメントの視点を強化して働いていきたいです。CSR部自体が考え方を含めて新しい部署だったので、はじめはなかなか浸透せずにジレンマもありました。最近では会社の中での位置づけも構築できてきたので、今後はさらにCSRの活動をグローバルに展開していく仕事をしたいと思っています。

――20代、30代の悩める視聴者にむけてアドバイスをお願いします。

シェルバ  もし働き方で悩んでいるなら、今やっている仕事を振り返ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。仲さんが「オーナーシップ」というお話をされていましたけど、自分が経営者だったら、最終決定者だったらどういう選択をするだろうという意識を持てば、目の前にある仕事の見え方も変わってくると思います。また、実はそこにこそ成長できる幅がたくさんあるので、たとえ今の仕事が上手くいかなかったとしても、自己実現できるチャンスは必ずあります。
 私も今の仕事にどうしても就きたかったというわけではありません。かつてはボランティアやCSRにまるで興味がなかったくらいです(笑)。でも、暗中模索しながら続けていくうちに、仕事や自分の可能性に気付くことができました。
 だから今の状況を悲観せずに希望を持って、目の前の仕事のポテンシャルを探すことから始めてほしいです。目の前の課題をどう変えていけば会社にメリットがあり、自分にとっても成長のチャンスになるのか。マインド一つで働き方は変わると思いますよ。

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